見る・歩く
渓谷にかけられた不動橋からの眺めは壮観で、不動明王にちなんでこの名が付けられ、滝参りとはこの滝にお参りすることでした。明治の中ごろまではこの滝より奥は原生林で、足を踏み入れることはできませんでした。
距離:230m
時間:片道約5分
滝の様子:高さ15m、幅4m
高さ15m、幅4m、滝壺の深さ約20m。滝、岩、樹木、滝壺が調和して、絵のような美しさです。岩を伝って千手のように落水するところから名付けられたとも、千手観音にちなんで名付けられたとも言われています。
距離:800m
時間:片道約20分
滝の様子:高さ15m・幅7m
高さ30mから一条の布をかけたように落ちる滝は、赤目五瀑のひとつにふさわしい美しさです。全国各地に同名の滝がありますが、赤目の布曳滝はその代表格。滝壺の深さは約30mもあり、固い岩をえぐった水の力には感心させられます。
距離:900m
時間:片道約22分
滝の様子:高さ30m
高さ8mの滝が岩を挟んでふたつに別れて流れ落ちるさまが、荷を担っているようで荷担滝の名が付きました。滝の前方の高所から見ると、すぐ上にも深さ10mほどの滝壺とそこに落ちる滝があり、渓谷随一の景観と絶賛されています。
距離:2,600m
時間:片道約70分
滝の様子:高さ8m
赤目五瀑の最後です。高さ15m、絶壁に囲まれた岩風呂のような滝壺は、深い蒼色をしていて、深さは10m。滝の形が琵琶に似ているので琵琶滝と名付けられています。
距離:2,870m
時間:片道約80分
滝の様子:高さ15m
岩を挟んでふたつに別れて流れ落ちる滝。
落差約3m、修験者の祖と言われる役の行者(えんのぎょうじゃ)が修行したという滝です。
大きな岩を挟んで、大小ふたつの滝が流れ落ちていて、右を小銚子、左を大銚子と言います。いずれも高さ約15m。雨が降った時は壮観ですが、ふだんはお銚子から酒が流れ出るような感じなので、銚子滝と言います。
落差6m、滝そのものの美しさもさることながら碧く澄んだ滝壺も滝に劣らぬ美しさです。滝壺の深さは約7m。霊蛇滝の名は白蛇が岩をよじ登る趣があり、滝の流れの中に顔を出す岩が竜の爪痕を思わせるので付けられました。
高さ15m、幅4m。不動明王にちなんでこの名が付けられ、滝参りとは、この滝にお参りすることをいい、明治の中頃まではここより奥は原生林で、入ることができませんでした。渓谷にかけられた不動橋からの眺めは壮観です。
滝も渕も小さくやさしく、清純な乙女のような滝です。滝の中に深さ1mくらいの壺があり、乙女滝と名付けられました。
ふだんは水量が少ないのでちょっと気が付きにくいのですが、雨が降ると高さ30m、幅7mの2段のすばらしい滝となります。滝で修行をする修験者(山伏)が信仰する大日如来から名付けられました。厳寒期に凍結した眺めは絶景です。手前まで行くには沢登りの経験が必要です。
重装備でおでかけ下さい。
渓流の中に、ひときわ大きな岩が転がっていて、広さが八畳敷ほどあるので、八畳岩と呼ばれています。弘法大師(空海)が修行をした時、たくさんの天童がこの上で舞楽したという伝説があり、“天童舞台石”という名もあります。
高さ15m、幅7m。滝、岩、樹木、滝壺が調和して、絵のような美しさです。岩を伝って千手のように落水するところから名付けられたとも、千手観音にちなんで名付けられたとも言われています。
高さ30mから一条の布をかけたように落ちる滝は、赤目五瀑のひとつにふさわしい美しさです。全国各地に同名の滝がありますが、赤目の布曳滝はその代表格。固い岩をえぐった水の力には感心させられます。
大きな滝が落ちる姿を見ることはできませんが、水の力が一面の岩盤を石臼のように掘り抜いて、底無しと言われるほど深い壺となっています。ここには竜が棲んでいるという言い伝えがあり、そこから名付けられました。
渕の形が斧に似ているので、斧が渕の名で呼ばれています。渕は鏡のように澄み、両側の崖から楓の枝が張りだして美しい景観を見せています。
大きな滝ではないので見落としがちですが、すだれにも似たしぶきが千変万化の表情を見せてくれます。昔、このあたりは鬼でも通ることができないと言われるほど険しい場所で、藤の古木にすがって渡ったので、この名前が付いたそうです。冬のつららが美しい滝です。
大自然が生み出した陰陽和合の妙景です。陽とは滝の流れを指していて、長さは20m、岩石を浸して斜めに流れています。一方、滝壺は陰をあらわしています、滝壺の真ん中に岩の頭が突き出ているのも奇観です。
茶店の前から、ゆるやかな傾斜をえがいて、一枚岩の大きな岩盤が広がっており、百畳敷ほどもあるので、百畳岩と呼ばれます。ここからの眺めは、水彩画にも似た美しさです。
百畳岩から眺めると、渓流の中に大きな転石が見えます。岩の上には、マツ・モミ・カエデ・サクラ・アカギ・ウメモドキ・ツツジの7種類の植物が自生していて、小さな島のように見えます。
七色岩を眺めて渓流を登ると見える、大小ふたつにわかれて落ちる滝です。右を姉滝、左を妹滝と言います。仲のよい姉妹を思わせる姿をしています。
高さ5mの滝です。岩盤を丸く掘り抜いたような滝壺が特に美しく、清流を枝とすれば、滝壺が柿の実のように見えるので、この名前が付いたようです。
笄滝が流れ込む滝壺で、幅15m、長さ5m、深さが10mあります。横に長いので横渕と呼ばれています。
笄とは日本髪に刺す飾りのこと。巨岩にはさまれて落ちる滝の形が笄に似ているのでこう名付けられました。この滝が流れ込む滝壺は横渕と呼ばれ、赤目四十八滝の中でただひとつ、滝と滝壺の名前が違っている滝です。
渓流を右に見て進みながら、左手の崖に目を向けると見える滝です。岩を伝って雨が降るように飛沫が落ちてきます。虹が見えることもあります。
渓流にかかる小さな滝です。落ち口に骸骨に似た岩が横たわっているので、この名が生まれました。
川の流れが斜めに変わって落ちている滝です。正面から見ると、山も岩も木も斜めにそびえていて奇妙な景色です。
高さ8mの滝が岩を挟んでふたつに別れて流れ落ちるさまが、荷を担っているようで荷担滝の名が付きました。滝の前方の高所から見ると、すぐ上にも深さ10mほどの滝壺とそこに落ちる滝があり、渓谷随一の景観と絶賛されています。
荷坦滝の上で二つに分かれている流れの右側、山椒谷川といわれる支流にかかる滝です。落ちるところはふたつにに分かれていますが、途中で一つに結び合わさって滝壺にそそいでいることから夫婦滝の名前が付きました。
赤目渓谷の本流、津合谷川の初流の一面の岩が幾段にもなってその上を清流が流れていて、ちょうど雛壇のように見えます。
高さ2mほどの小さな滝ですが、静かに耳をすませて聞くと、滝の音がまるで琴の音が深山にこだましているように聞こえるので、この名前があります。
赤目五瀑の最後のひとつです。高さ15m、絶壁に囲まれた岩風呂のような滝壺は、深い蒼色をしていて、滝の形が楽器の琵琶に似ているので琵琶滝と名付けられています。
赤目四十八滝最後の滝です。
中腹に深い石穴があるので岩窟滝と呼ばれています。高さ7m。出合まではここから27分ほどかかります。